「特撮の神様」と言われた円谷英二の故郷・福島県須賀川市

2021.01.26
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「特撮の神様」と言われ、今でも多くのファンに支持されている円谷英二。彼は福島県須賀川市で生まれました。その功績をたたえて、市内の随所にはウルトラマンなどの像が立っているほか、「円谷英二ミュージアム」も作られました。没後50年経った今でも、円谷英二と須賀川市はとても深いつながりがあるのです。

 

特撮を愛し、情熱を注いだ生涯!

1901年、福島県須賀川市の麹屋「大束屋」に生まれた円谷英二。飛行機操縦士に憧れ、「日本飛行学校」に入学しますが、学校が閉鎖。その後、神田電機学校(現:東京電機大学)の夜間部に入学し、偶然、映画関係者と知り合い、18歳でカメラマン助手になります。彼の映像人生は、ここからスタートしたのです。

研究熱心な円谷英二は、海外映画の技術を研究し、さらに自分なりのアイディアをプラスして特殊撮影技術を考案。この偉大な発明が認められ、「特撮の神様」と呼ばれるようになったのです。

特技監督、映画監督、撮影技師、発明家である円谷英二は、68歳で亡くなるその時まで、特撮に情熱を傾けます。体調を崩したあとも、かねてから構想していた「ニッポンヒコーキ野郎」や、「かぐや姫」の企画書をまとめていたそうです。最後まで「特撮の神様」は、斬新な映像プランを考えていたのかもしれません。

ではそんな円谷英二の、作品をみてみましょう。

 

・映画【怪獣映画ゴジラ】
1954年に東宝が製作・公開した特撮怪獣映画「ゴジラ」で円谷英二は特殊技術を担当します。彼の特撮は、精密なミニチュアをつくり、それを巧みに操る。細部にまで妥協せずリアルに見せるのが特徴です。それにより空想の世界を、現実だと思い込ませる手法で、映画の世界でエンターテイメント性を大いに発揮したのです。

1955年の映画「ゴジラの逆襲」では、日本で初めての「特技監督」となり、「特撮」という言葉は今では誰もが知っています。

「ゴジラ」はアメリカでも一目置かれ、1998年にはローランド・エメリッヒ監督が、そして2014年にはギャレス・エドワーズ監督がハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」を製作、公開しました。

 

・テレビ【ウルトラQ】
1963年に円谷特技プロダクション(現:円谷プロダクション)を創設した円谷英二。テレビの世界にも進出し始めます。1966年には「ウルトラQ」がオンエアされました。米国の「トワイライトゾーン」をヒントにしたといわれている1話完結型のSFドラマは、子どもたちをとりこにし、空前の怪獣ブームが起こりました。そしてここから「ウルトラマンシリーズ」が始まります。正義のヒーロー「ウルトラマン」は、子どもの頃、誰もが一度は見たことがある特撮作品です。

 

 

「M78星雲 光の国」と姉妹都市の須賀川市

円谷英二の生まれた須賀川市と、ウルトラマンの故郷、「M78星雲 光の国」は実は姉妹都市です。それを記念し駅前や市役所には、ウルトラマンや怪獣たちの像が建てられています。そして2019年1月には須賀川市民交流センターtette内に「円谷英二ミュージアム」が開館しました。

 

須賀川駅前・ウルトラマン
須賀川駅前にある「ウルトラマン」のモニュメントは、「M78星雲 光の国」と姉妹都市になったことを記念して建てられました。さらに松明通りには「ウルトラマンタロウ」が、須賀川市役所には「ウルトラの父」がいます。ヒーローだけでなく「コイン怪獣カネゴン」、「宇宙怪獣エレキング」、「友好珍獣ピグモン」などの怪獣も、市内の至るところで目撃されています。バス停のベンチに座っていたりすることも……。ぜひ須賀川市に行ったら探してみてください。

 

円谷英二ミュージアム
須賀川市民交流センターtette (てって)の5階に、2019年1月11日「円谷英二ミュージアム」がオープンしました。円谷英二の人生のあゆみをパネルや映像インタビューで紹介するほか、特撮メイキング映像や造形物を展示しています。

フロアは大きく分けて4つにわかれています。

 

・円谷英二クロニクルボックス
円谷英二の生涯を、7つの時代で区切って展示。「特撮の神様」の68年間の人生のなかで、とくに転機になった出来事にフューチャーして紹介しています。

 

・空想アトリエ
初代のゴジラスーツが使用されている、酒井ゆうじ監修の特別映像「~夢の挑戦 ゴジラ須賀川に現る~」を上映。円谷英二のあとを継ぐ豪華な特撮スタッフが製作した、特別な映像はここでしか見ることができません。また初代のゴジラスーツも展示しています。

 

・円谷英二ネットワークウォール
円谷英二の幅広い人間関係などを検索できる「ネットワークウォール」。ほかにも「クラフトかいじゅうだいこうしん」では、実際にパーツを組み合わせて自分だけの怪獣をつくることもできます。

 

・特撮スタジオ
東宝撮影所(現:東宝スタジオ)をミニチュアジオラマで再現。大プールでの海戦シーンや、「須賀川でゴジラを撮影する」など、見どころいっぱいです。

 

・tette・円谷英二ミュージアム

https://s-tette.jp/museum/index.html

 

まとめ 円谷英二の歴史、文化的な価値、魅力とは?

「特撮の神様」は今でも、故郷・須賀川市で生き続けています。小さい頃みた「ウルトラマン」シリーズや、「ゴジラ」のことがもっとよくわかり、その知識が立体的に理解できます。ぜひ「M78星雲 光の国」と姉妹都市の須賀川市に遊びに行ってみてください。

 

円谷英二の歴史、文化的な価値、魅力

・「特撮の神様」円谷英二は福島県須賀川市の出身
・須賀川市にはウルトラマンをはじめとする像があり、2019年には「円谷英二ミュージアム」が開館

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