【会津若松市】国の名勝「御薬園」で心も体も癒されよう

2021.01.26
歴史 #会津若松#史跡#大名型山水庭園#御薬園#日本庭園

日々の喧騒から離れ、美しい日本庭園をゆったり散策してみませんか?福島県会津若松市に数ある史跡のなかでも、会津藩主である松平氏の別荘で、歴代の藩主に愛されたという「御薬園」の歴史と見どころをご紹介します。

 

会津若松市の史跡「御薬園」の歴史と見どころ

御薬園は、昭和7年(1932年)に国の名勝に指定された、江戸時代の代表的な大名型山水庭園です。今から約600年前の室町時代、霊泉が湧き出たこの土地に会津領主が別荘を建てたのが始まりといわれています。会津松平藩2代藩主が、領民を疫病から救うために園内に各種薬草を栽培する薬草園を設け、3代藩主が朝鮮人参の栽培に成功し、その栽培を民間に広く推奨したことが、「御薬園」という名前の由来となりました。元禄9年(1696年)に規模を拡大する大補修が加えられ、現在の庭園の形となりました。
庭園に入るとすぐに見える茅葺屋根の建物が、今から約300年前に建てられた御茶屋御殿です。戊辰戦争の時に新政府軍の療養所として使われたため、戦火をまぬがれ昔ながらの姿をとどめています。建物の柱には今も大きな刀痕が残っているので、探してみてくださいね。ここでは茶席が用意されており、目の前に広がる庭園を眺めながら早速、お抹茶がいただくのもよし、散策を終えてから立ち寄るのもよし、おすすめです。

※営業時間 9:00~16:00 (3月中旬から11月末)
※抹茶料金 600円

 

御薬園は、中央に心字の池を配した、回遊式の借景園。池の周りをぐるりと周りながら、少しずつ変わっていく景色の変化を楽しめます。順路通り左回りに進むと、秩父宮勢津子妃殿下ゆかりの建物である「重陽閣」があります。建物内には勢津子妃殿下のお写真がパネル展示されており、のぞいてみるのもよいでしょう。

薬用植物園には、約400種類もの薬草と薬木が栽培されており、御薬園の名前の由来となった朝鮮人参も植えてあります。

庭園の北側には、女滝と男滝の2つの滝があります。女滝を背にして見える庭園の風景は実に見事。訪れる季節によって、青々とした新緑、見事な紅葉、雪景色と、四季折々の姿を楽しむことが出来ます。

御茶屋御殿と同じ頃に建てられた、池の中央の亀島に建つ「楽寿亭」。中に入ることは出来ませんが、障子の額を通して見る「額縁庭園」を楽しむことが出来るので、ぜひ立ち寄ってみましょう。ここにも戊辰戦争の刀痕があります。

 

家族で楽しめるイベントも

思い出作りに歴史ある建物を見て触れる貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか?体験希望の際は事前予約をお忘れなく。

 

【小中学生向けの体験講座】

〈歴史講座〉
講師の方と一緒に園内を巡りながら、会津の歴史や御薬園の成り立ちなどをわかりやすく解説。入園料のみで申込可能です。

 

〈茶道体験講座〉
お点前体験コース:自分で抹茶を点てながら点て方を学ぶことが出来、お菓子の食べ方も学びます。(所要時間30~40分 料金700円)
お作法体験コース:抹茶とお菓子を味わいながら、茶道での礼儀、心得や所作などを学ぶことが出来ます。(所要時間約30分 料金600円)

 

【会津絵ろうそくまつり】
毎年冬に開催されているイベントが、会津絵ろうそくまつり。会津絵ろうそくは、会津の伝統的工芸品の1つで、御薬園と御薬園から徒歩15分離れた鶴ヶ城を中心に、市内各所で約1万本の蝋燭が灯されます。御薬園では、竹筒が心字の池を取り囲みます。竹筒の灯りが映し出す雪模様の庭園は、実に幻想的です。

 

〈御薬園〉
住所:会津若松市花春町8-1
入園料金:大人330円 高校生270円 小中学生160円
※障がい者手帳ご提示で本人無料
開園時間:8:30~17:00(入園締め切り16:30)
休園日:無休(臨時休業あり)
駐車場:大型車4台・普通車40台
アクセス:JR会津若松駅より
・まちなか周遊バス「ハイカラさん」バス停「御薬園」下車すぐ
・まちなか周遊バス「あかべぇ」バス停「会津若松商工会議所前」下車徒歩5分
磐越自動車道「会津若松IC」より約20分
関連ページURL:http://www.tsurugajo.com/oyakuen/index.htm

 

まとめ

会津若松市には数多くの文化史跡がありますが、史跡めぐりのひとつに、会津歴代藩主が愛した御薬園で、癒やしのひとときを過ごしてみませんか。お土産には、園内で栽培されている植物をもとに作られた健康茶やごま羊羹がおすすめです。

 

まとめ

・「御薬園」は、国の名勝に指定されている江戸時代の代表的な大名型山水庭園。
・名前の由来ともなった薬草園には約400種類の薬草・薬木が栽培されている。
・戊辰戦争の時に新政府軍の療養所として使われ、建物の柱には今も大きな刀痕が残る。

ふかしま。
レビューの平均:  
 0 レビュー

レビュー投稿
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル


レビュー投稿

ふかしま。編集部
ふかしま。編集部