【南相馬市】相馬野馬追の祝杯!伝統ある「かわらけ」のご紹介

2021.01.26
南相馬市 #かわらけ#伝統#伝統工芸品#南相馬市#名産・グルメ#大堀相馬焼#大堀相馬焼伝承館#相馬野馬追

1000年以上の長い歴史があるとされる相馬野馬追。甲冑姿の騎馬武者と馬たちによる闘志あふれる甲冑競馬や神旗争奪戦は圧巻です。そんな相馬野馬追でも使用される「かわらけ」と福島県の指定伝統工芸品である「大堀相馬焼」をご紹介します。

 

相馬野馬追の出陣で使用される「かわらけ」

「かわらけ」とは九曜の紋が彫り込まれた杯で、毎年7月に行われる「相馬野馬追」の出陣の儀式の際に騎馬武者たちがこの「かわらけ」で酒を飲み、そして叩き割って出陣することで有名な土器です。

本来は武士の時代に宴に用いられ、相馬野馬追の出陣の儀と同様、一度きりで使い捨てるため素焼きの簡素な土器だったとされており、現在の相馬野馬追でも素焼きのかわらけが使用されています。また、この「かわらけ」を 人生の岐路における決意を示すものとして神前や仏前に供え、家族の武運を祈願する際にも使用されるなど式典や神事にも縁深いものと言われています。

そんな「かわらけ」を福島県の指定伝統工芸品である「大堀相馬焼」の技法を用いて、一度きりの使い捨てではなく食器などとしても使用できるよう本焼きにした「本焼きかわらけ」が南相馬のお土産として販売され、その美しさから人気を博しています。

 

300年以上の歴史がある大堀相馬焼

江戸時代に相馬中村藩士の半谷休閑が現在の浪江町大堀にて陶芸に向いた土を発見し、以降日用の陶器が焼かれるようになったことが起源とされている大堀相馬焼は、相馬野馬追から派生した意匠で疾走する馬を配した「走り駒」や、灰青色の器面に走る不規則なひびに墨を塗り込んだ「青ひび」、焼成前に陶器を二重構造にすることで保温性を持たせた「二重焼」など、土地の伝統や実用性に基づいた独特の特徴を持っています。

1978年に国の指定伝統工芸品に選出された大堀相馬焼は、福島県双葉郡浪江町の名物浪江焼きそばの器に使用されるなど、福島県の名産として身近なところにも使われています。
2011年3月の東日本大震災以降、23件あった窯元はそれぞれ場所を移し、陶器づくりを再開するなど、困難を乗り越えて大堀相馬焼の伝統は現在まで脈々と受け継がれています。

2021年3月には大堀相馬焼の地場産品販売施設、大堀相馬焼伝承館が福島県双葉郡浪江町にオープン予定となっています。大堀相馬焼の購入はもちろんのこと、歴史を学べるコーナーや陶芸体験など、大堀相馬焼を楽しく知ることができる施設となっています。また、大堀相馬焼協同組合のWEBサイトではバーチャル伝承館と題し、バーチャルろくろ体験や青ひびのひびが入る際に鳴る「貫入音」を聞くことができるなど、実際に大堀相馬焼伝承館に行きたくなるようなコンテンツが公開されています。気になった方はぜひ大堀相馬焼伝承館に足を運んでみてくださいね。

・大堀相馬焼協同組合

http://www.somayaki.or.jp/

・大堀相馬焼WEB本店

https://www.soma-yaki.shop/

まとめ 福島県の伝統を受け継ぐ「かわらけ」「大堀相馬焼」

相馬野馬追にも使用される歴史ある「かわらけ」と、伝統工芸ながら現代の私たちにも親しみやすい「大堀相馬焼」の成り立ちと魅力について紹介して参りました。オンラインショップでもお買い求めいただけるので、あなたの暮らしにも南相馬の焼き物を取り入れてみませんか?

 

福島県の伝統を受け継ぐ「かわらけ」「大堀相馬焼」

・相馬野馬追で使用される使い捨ての素焼きかわらけ
・300年以上の歴史を持つ大堀相馬焼
・大堀相馬焼の魅力を今に伝える大堀相馬焼伝承館オープン

ふかしま。
レビューの平均:  
 0 レビュー

レビュー投稿
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル


レビュー投稿

ふかしま。編集部
ふかしま。編集部