【双葉町】江戸時代から続く「じゃんがら念仏踊り」と双葉町の名所旧跡をご紹介

2021.01.25
双葉町 #じゃんがら念仏祭り#双葉町#文化#新山城#標葉城#清戸迫横穴#澤村勘兵衛勝為#祐天上人

福島県いわき市を中心に分布、伝承する「じゃんがら念仏踊り」は、江戸時代から続く、新盆の時期に行われる郷土芸能。いわき市の「じゃんがら念仏踊り」は無形民俗文化財に指定されていますが、今回ご紹介するのは双葉町の八幡神社に奉納されるもの。2019年に東日本大震災の慰霊として8年ぶりに復帰した双葉町の「じゃんがら念仏踊り」に迫ります。

 

いわき市内のほか双葉町、楢葉町でも伝承される「じゃんがら念仏踊り」

「じゃんがら念仏祭り」の起源は江戸時代にまで遡りますが、由来は諸説あります。ひとつは江戸時代前期に現在のいわき市四倉出身の浄土宗の高僧・祐天上人が、村人達の慰安と念仏の普及を兼ねて南無阿弥陀仏の称名を歌の節にあわせて踊りと共に唱えさせたのが始まりとする説。また、かつて市内各地にあった、老人たちによる月念仏講から派生したとする説などが伝わってます。現在では、磐城平藩の郡奉行で用水路の工事を指揮した澤村勘兵衛勝為の霊を慰めるため、当時江戸で流行した泡斎念仏を村人たちが始めたことがじゃんがらの起源であることが確実視されています。なお「じゃんがら」の語源は「じゃぐわらじゃぐわら」という鉦の音の擬音と考えられています。

福島各地に伝わる「じゃんがら念仏祭り」ですが、集落ごとに地区独特の形態で伝承されておりますが、概ね浴衣に白襷、手甲、白足袋、鉢巻。提灯持ちは浴衣に黒紋付の踊り手が、提灯持ちを先頭に一列になり、鉦と太鼓を繰り返し叩きながら新盆の家の庭先などに現れるのが一般的です。

福島県いわき市内に多く分布伝承されているものの、今回紹介する双葉町のほか、楢葉町などでも伝えられているのが確認されています。

双葉町山田・石熊地区では毎年8月14日に新盆回りのじゃんがらが行われていますが、東日本大震災により一時中断。2017年に中浜地区の海岸で再開、震災で犠牲になった人たちの慰霊のために舞いが行われました。そこには地元民の震災の被害を受けた中でも協力し合い、復興に向けて未来に伝えていこうという意思を感じ取れます。

 

双葉町を訪れたらあわせて足を運びたい名所旧跡

双葉町には「じゃんがら念仏踊り」のほかにも歴史的価値があり、見どころのあるスポットが点在しています。双葉町を訪れる機会があったらたらぜひ立ち寄って欲しい名所、旧跡をご紹介します。

 

清戸迫横穴

奥壁に人や動物、うずまきを描いた壁画が残されている横穴式装飾古墳で、1968年に国の史跡に指定されています。横穴墓の築造年代は7世紀前半と考えられており、壁画として正面左側の人物は冠帽や美豆良が見られ、袴を着用し靴を履いているのが確認できます。

 

清戸迫横穴
住所:福島県双葉郡双葉町大字新山

 

新山城(別名、標葉城)

元弘元年(1331年)に標葉群(しめはぐん)を支配していた標葉八代持隆の三男・標葉左衛門尉隆連が築城したと伝えられています。明応元年(1492年)に標葉氏が滅亡した後は相馬領となりましたたが、慶長11年(1611年)頃に廃城となりました。

 

新山城(別名、標葉城)
住所:福島県双葉郡双葉町新山字東館

 

まとめ 双葉町の「じゃんがら念仏踊り」の歴史、文化的な価値、魅力とは?

東日本大震災後、立入禁止となった名所旧跡や、避難により伝承が難しくなっている文化芸能が少なくない双葉町。そんななか双葉町の「じゃんがら念仏踊り」は復興のシンボルのひとつして少しずつ本格的な復活に向けて動き出しています。みなさんも双葉町に立ち寄った際はぜひ、双葉町ならではなの名所旧跡や文化芸能に触れてみてください。

 

まとめ

・江戸時代から続く、いわき市発、双葉町に根付いてきた文化芸能である

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