【川俣町】伊達家の祖・山蔭中納言藤原政朝卿が奈良の春日大社より勧請した「春日神社」

2021.01.26
地域密着 #おりもの展示館#伊達家#大円寺#寺社仏閣#川俣シルクピア#川俣町#春日神社#蕎麦六

山猿に襲われているところを白鹿に助けられ、命びろいをした山蔭中納言藤原政朝卿(藤原鎌足の末裔で伊達政宗で有名な伊達家の祖)が、神のお告げに従い建立したという伝説を持つ春日神社。その歴史と周辺の散策スポット、歴史エリアをご紹介します。

 

江戸時代中期の享保16年から社殿が建立される

まずは春日神社の歴史についてご紹介します。歴史は古く、嘉祥3年(850年)に伊達家の祖である山蔭中納言藤原政朝卿が、白鹿に助けられた後の神のお告げに従い、奈良の春日大社よりこの地へ勧請されたと伝えられています。

社殿は江戸時代中期の享保16年(1731年)から、同20年(1735年)に上棟、元文5年(1740年)に完成、遷宮したもので、すべて信達二郡の氏子の協力によって造営されたそうです。ちなみに階下の石の鳥居はその記念に建てられたもので、東柱正面に文字が刻まれています。こちらの社殿は三間社の流れ造りで、入母屋に千鳥破風、唐破風を配しています。拝殿内部は外陣と内陣にわかれており、内陣には中央に春日四所明神を祀る本殿、左右に相殿として天照皇太神と八幡武大神を祀る摂社の三神殿があります。いずれも流れ造りの一間社で、享保18年(1733年)江戸で作られ後にこちらに運ばれたものとされています。

社殿・神殿ともに、虹梁や欄間および木鼻などにほどこされた飾彫刻とその彩色は、江戸時代中期の寺社建築の様式や技術が色濃く反映されており、また当時の達南地方の文化的水準の一端を知る上でも重要な建築であるとされています。一方の社殿階下の御供殿(長床)は、旧社殿の古材を用いて建てたといわれていますが、詳細は不明で寛政8年(1796年)に建てられた簡素な建造物となっています。祭礼日に神事(十二膳献饌等)に用いられ、川俣町民にも親しまれている建物です。

また、境内にはスギ、イチョウ、カヤ、ケヤキ、ツバキなどの古木が多いですが、なかでも御供殿南側の2本のケヤキは、目通り5.2m、高さ34m(東側)と同4.4m、29m(西側)の大木で神木とされています。

 

住所:福島県伊達郡川俣町字宮前37
アクセス:福島駅からバスで45分
川俣役場前から徒歩で5分

 

春日神社を訪れたらあわせて観光したい観光・歴史スポット5箇所

由緒正しき春日神社を訪れた後は、周辺を探索してみてはいかがでしょうか。そこでの春日神社周辺の観光スポットや歴史エリア、さらには絶品のグルメスポットまでご紹介します。

 

開山は1615年(元和元年)。福島県民の憩いの場「大円寺」

開山は1615年(元和元年)の歴史のある寺院。1881年(明治14年)の大火災で焼失し、現在の本堂は1899年(明治32年)に再建され、現在に至っています。通常は静かで、秋には紅葉が綺麗な寺院のため、福島県のみならず、関東からも紅葉を見に来る方で賑わいます。

 

住所:福島県伊達郡川俣町字赤坂47
アクセス:福島駅からバスで45分
川俣町役場前から徒歩で5分

 

川俣町を支えた機織り歴史が展示される「おりもの展示館」

江戸時代末期の開国直後から、1960年代まで日本の代表的な輸出産業だった絹織物を支えた川俣町。その織物の歴史を古代から現代に至るまで展示しています。近年、世界一薄いシルクとして、最脚光を浴びている川俣シルクの歴史をぜひ、目にしてください。

 

営業時間:9:00~17:00 (最終入館16:30)
定休日:月 (祝祭日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)
住所:福島県伊達郡川俣町大字鶴沢字東13-1
アクセス:JR福島駅東口からバスで40分
道の駅かわまたシルクピア前から徒歩で1分(道の駅敷地内)

 

川俣町の名産「川俣シャモ」を味わうならこと「道の駅 川俣シルクピア」

地元の名産が並ぶ「道の駅 川俣シルクピア」。こちらでお土産を買うのも良いですが、ぜひ訪れてほしいのが「本格手打ち 蕎麦六」です。おすすめは名産・川俣シャモの肉で出汁を取った温かいつけ汁で蕎麦を味わう「川俣シャモ南蛮セイロそば」。ぜひ、ご賞味あれ。

 

営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始
住所:福島県伊達郡川俣町大字鶴沢字東13-1
アクセス:東北自動車道福島西ICから20km/東北自動車道二本松ICから20km/
福島駅から18km

 

本格手打ち 蕎麦六

営業時間:11:30~14:00
定休日:年末年始
住所:福島県伊達郡川俣町大字鶴沢字東13-1(道の駅 川俣シルクピア内)

 

まとめ 「春日神社」の歴史、文化的な価値、魅力とは?

伊達家の祖である山蔭中納言藤原政朝卿が神のお告げで奈良の春日大社よりこの地へ勧請した春日神社。その荘厳な佇まいは歴史好きなら一度は訪れたい場所と言えます。加えて、周辺には川俣町の歴史やグルメを満喫できるスポットがいっぱい。ぜひ、現地を訪れて川俣町ごと堪能してみてくださいね。

 

まとめ

・嘉祥3年、奈良の春日大社より勧請された
・江戸中期の達南地方の文化的水準の一端を知る上でも重要な建築

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