【霊泉】高湯温泉で癒やされたい!入浴と山麓を散策する森林浴で湯治の旅

2021.01.26
未分類 #あったか温泉公園#安達屋旅館#散策#旅館玉子湯#温泉#湯治#霊泉#高湯温泉

霊峰吾妻山と、みどりに包まれた信夫山、清い流れの阿武隈川を抱く福島県福島市。自然豊かなこの土地に、江戸時代に開湯した『高湯温泉』があります。古くは信夫高湯と称され『蔵王高湯』『白布高湯』と並んで、奥羽三高湯として栄え続ける乳白濁り湯硫黄泉の名湯で、湯治場としての高い薬効は「東北の草津」と呼ばれるほど。今回は、そんな大自然の恵みと長い歴史、さらに効能が期待できる『高湯温泉』をご紹介します。

 

 

温故知新! 古から持続可能な未来へとつなぐ温泉の恵み

高湯温泉の歴史は古く、天文年間1540年に発見され慶長年間1607年には湯治場として利用されるようになりました。開湯した江戸時代の頃は、利用する集落ごとに湯治小屋を所有し湯治宿泊しており、当時の利用者は延べ1万2千人にものぼっていたとか。

その約200年後の1800年頃、高湯に来た名将伊達政宗の家臣が「高湯温泉は素晴らしい」と絶賛して人気が高まり、1933年には海軍病院の神林博士が全国の硫黄泉を調査・分析したのち、高湯温泉がラジオ放送で『有効温泉全国1位』と流れされたことにより日本中にその効用が広がりました。

時は流れて2010年、高湯温泉は東北初の『源泉かけ流し宣言』を発表する快挙を成し遂げました。源泉かけ流しとは、自噴の温泉を自然の地形を活かした落差によって流下・引湯し、浴槽であふれさせる給湯方法です。自然のままの源泉を循環させることなくぜいたくにかけ流しするため、湯守り人(湯番)による日頃の衛生管理は欠かせません。また、季節や天候に応じて浴槽の湯が適温になるように、注ぎ入れる湯量など自然の力のみで調整を行います。そんな熟練の作業と温泉の力を継承していることが、湯守り人が『湯の職人』とも呼ばれている所以です。

また、高湯温泉は『霊泉』とも呼ばれ、不思議な効能を持つ国内有数の硫黄泉です。効能は皮膚病や婦人科系の不調のほか不定愁訴などの改善が期待できるとか。そのため、療養として訪れる『湯治』の温泉としても知られています。

高湯温泉湯治に必要な日数は『3日1廻り、3廻り10日』。1廻りで湯に身体を慣らし、2廻りで身体の悪い部分がとれ(湯さわり)、3廻りで改善に導くとされていて、高湯の効能を充分に得られる滞在は少なくとも10日間が望ましいと示されています。

 

 

いつも新鮮な極上の湯処【高湯温泉】を堪能するならココ!

高湯温泉の効能を享受したいなら、人気の温泉宿に泊まって湯治を楽しみたいもの。ここからは長期滞在におすすめで歴史的価値も高い温泉宿と、散策の休憩スポットをご紹介します。

 

【高湯温泉 安達屋旅館】高湯温泉の中で最も古い温泉宿
1800年頃、この安達屋旅館を建てたのも伊達政宗の家臣とされています。福島県下一のかけ流し大露天風呂「大気の湯」や貸切露天風呂「薬師の湯」などがあり、山の幸・海の幸が味わえる囲炉裏料理の人気も高く福島らしさを『食』でも堪能できます。

 

旅館名:高湯温泉 安達屋旅館
住所:福島県福島市町庭坂高湯21
電話:024-591-1155

URL:http://www.adachiya.jp/

 

【高湯温泉 旅館玉子湯】明治元年に建てられた萱ぶき湯小屋は必見!
幻想的な青白濁の源泉は「玉子湯」と名付けられ、肌がゆで玉子のように滑らかになることが期待できることと、ゆで玉子に似た匂いがすることから由来しています。また、萱ぶきの湯小屋は、脱衣所と洗い場が一体となっている古来東北の湯治場のたたずまいをとどめており、一見の価値があります。

 

旅館名:高湯温泉 旅館玉子湯
住所:福島県福島市町庭坂高湯7
電話:024-591-1171

URL:https://tamagoyu.jp/

 

【高湯温泉共同浴場「あったか湯」】高湯温泉を気軽に体験できる市営の共同浴場
男湯と女湯・予約制の貸切風呂の3つの露天風呂のみで、温泉施設の中で源泉に一番近いのがこちらの「あったか湯」です。石鹸やシャンプーなどのアメニティ類やドライヤーはありませんが、その分リーズナブルに日帰り入浴が楽しめます。硫黄泉が体に合わなかった場合でも、上がり湯として水道とお湯の出る蛇口も設置されているので安心です。

 

施設名:高湯温泉共同浴場「あったか湯」
住所:福島県福島市町庭坂高湯25番地
電話:024-591-1125 (高湯温泉観光協会)

URL: http://www.takayuonsen.jp/attakayu/

 

【高湯温泉「あったか温泉公園」】
肌が敏感で心配な人や、ちょっとだけお湯に触れてみたいという場合は、源泉掛け流しの『湯だまり』が設置されていて無料で利用できるこちらの公園がおすすめです。公園からは「あったか湯源泉:滝の湯」が湧き出ている様を見下ろせて、散策で疲れた足を癒やしたりお弁当を広げてピクニックといった休み処スポットとしても好評です。

 

施設名:高湯温泉「あったか温泉公園」
住所:福島県福島市町庭坂湯花沢1−6
電話:024-591-1125 (高湯温泉観光協会)

URL:http://www.takayuonsen.jp/information/

 

まとめ 「高湯温泉」の歴史、文化的な価値、魅力とは?

豊かな自然広がる福島県『高湯温泉』は、「山を守り、湯を守る」湯守り人が400年以上継承してきたからこそ訪れる人々が享受できる恩恵です。お湯に浸かって悠久の時の流れと、環境に負荷をかけない持続可能な未来に思いを馳せる時間は、福島の魅力を楽しめる格別なひとときとなるでしょう。
高湯温泉は無加水無加温、自然そのままの源泉は貴重でぜいたくな体験を提供してくれます。みどりにかこまれた山の温泉地を散策しながらの森林浴と、心と体を療養する温泉入浴、さらにゆっくりのんびりと過ごす時間浴で、いつもとひと味違った温泉旅行を堪能してみませんか。

 

まとめ

・開湯は江戸時代。農業を営む地元民にとって収穫を終えて訪れる湯治は大きな楽しみだった。
・東北の繁栄を築いた伊達政宗の家臣が「高湯温泉は素晴らしい」と全国に広め人気が出た。
・開湯当時と変わらない『源泉掛け流し』給湯方法を、53全ての温泉浴槽で400年以上守り続けている。
・「山を荒らさない」古くからの口伝として、山の恵みである温泉を大切にする山岳信仰がある。

ふかしま。
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ふかしま。編集部
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