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2021.03.09
ほどよく柔らかくなった乾燥するめいかとその旨みがしっかりと吸ったシャキシャキのにんじんという組み合わせの「いかにんじん」は、福島県を代表する郷土料理のひとつです。シンプルな料理だからアレンジレシピも豊富で、冷蔵庫にいつもある作り置きの常備菜ともいえます。そんないかにんじんの作り方とアレンジレシピを5つご紹介します。
「いかにんじん」の作り方は、たったの3ステップです。今回は、もっともシンプルないかとにんじんだけを使うものについてご説明します。
材料
・乾燥するめいか(胴体と耳)
・にんじん
・調味料(しょうゆ、酒、みりん)
作り方
① 調味料を合わせて火にかけ沸騰させ、冷ましておきます。
② するめいかをキッチンバサミで細切りにし、にんじんは包丁で細切りにします。
③ ①と②を合わせて密閉できる袋に入れて揉み、数時間寝かせます。
各工程を詳しく見ていきましょう。味付けは各家庭によって好みが分かれるところですので、甘めが好きな場合は、みりんを多めにするか、砂糖を適量加えてください。
乾燥するめいかは手足を除いた胴体と耳の部分をキッチンバサミで細長く切ります。長さや太さはお好みですが、長さの目安は約5㎝です。全体的に同じくらいの大きさになるようにしておくと、仕上がりがきれいになります。余ったいかの手足は、おつまみやおやつどうぞ。
にんじんも細切りにします。大きさをいかと揃えるようにしておくことをおすすめします。
具材を入れる袋は汁もれしないジッパー付きがおすすめですが、キッチン用のポリ袋でも大丈夫です。するめいかの旨みがにんじんによくしみるように、やさしく揉み込んでください。数時間で食べられるようになりますが、できれば一晩、待てるなら数日寝かせると、豊かな味わいが楽しめます。
お好みで鷹の爪や昆布などを加えるのもおすすめです。ここにかずのこが加われば北海道の松前漬けさながらで、似ているとよくいわれます。その関係性は明らかになっていませんが、福島と北海道をつないだ何かがあるとして、その理由を探索してみても楽しいかもしれません。
いかにんじんは家庭料理ですから、あまり細かいことは気にせずに、まずは作ってみましょう。回数を重ねていくほどに我が家の味になっていくでしょうし、作り置きができればいかにんじんを使ったアレンジレシピを楽しむこともできます。
シンプルで味わい深いいかにんじんだからこそ、アレンジレシピも豊富です。かんたんにできて、よく作られているものを5つご紹介します。
・混ぜご飯(炊き込みご飯)
炊きたてのご飯にいかにんじんを混ぜ込むだけでできあがりです。白いご飯といかにんじんの組み合わせは最強!炊き込みご飯なら、いかにんじんのおいしさがご飯の一粒一粒にまんべんなく広がります。
・パスタ(うどんやそば)
いかにんじんをゆでたパスタに和えるだけというかんたんアレンジレシピです。オリーブオイルと塩こしょうで味を整えてください。トッピングにごまや青じそ、海苔など加えると色合いよく仕上がります。うどんやそばのトッピングにもどうぞ。
・たまご焼き
いかにんじんを細かく刻んで溶いた卵と一緒に焼くだけ。ほうれん草や枝豆、いんげんなど緑色のものを加えると彩りが鮮やかになります。
・サラダ
もやしや刻んだ大根、白菜などと和えて手軽にサラダにもできます。サニーレタスやベビーリーフなど、葉物野菜のサラダに加えれば味のアクセントにもなるのでおすすめです。
・冷ややっこ
これはもう、いかにんじんを豆腐に乗せるだけという究極の簡単さです。冷ややっこのトッピングはたくさんありますが、いかにんじんも豆腐のほのかな甘みによく合いますよ。
特に難しいところはなく、かんたんに作れておいしいからこそ、世代を超えて受け継がれている「いかにんじん」。福島の代表的な郷土料理です。乾燥するめいかとにんじんというシンプルさだからこそできるアレンジレシピの多さも魅力といえます。
「いかにんじんの作り方(レシピ)」の歴史、文化的な価値、魅力
・「いかにんじん」は作り方がかんたんなのに絶品という福島県の郷土料理
・シンプルで味わい深いからこそアレンジレシピも豊富
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