戦国時代までは杉目城とも呼ばれ、伊達氏とゆかりの深い城「福島城址」

2021.01.26
その他 #伊達晴宗#伊達松犬丸#史跡#懸田定勝#旧堀切邸#杉目城#福島城#福島県観光物産館#紅葉山公園#飯坂温泉

明治2年の消滅により難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城や奥州関門の名城と謳われた小峰城と比較すると、やや扱いの小さい福島城ですが、錚々たる歴史を持っています。そこで今回はみなさんにもっと福島城を知ってもらい、好きになってもらえるようその「福島城址」の歴史と魅力についてご紹介したいと思います。

 

現在は福島県庁があり、庭園跡は知事公館向かいの「紅葉山公園」に

城というと戦国時代前後を思い浮かべがちですが、福島城(および杉妻城、大仏城)の築城された年は不明なものの、少なくとも古墳時代には既に福島エリアの中枢的建造物が存在したことが確認されています。

その歴史が明らかになったのは室町時代。1413年(応永20年)、伊達松犬丸(後の伊達持宗)が懸田定勝と共に鎌倉公方へ反乱を起こした際に立て籠もった大仏城が後の福島城といわれています。大仏城は後に杉妻城(または杉目城)と改められ、伊達家の骨肉の争いである天文の乱後は伊達氏家臣の牧野相模守の所領になっています。

後に天文の乱の主役のひとり伊達晴宗が嫡子・輝宗に家督を譲って隠居した際に、米沢城からこの杉目城へ移り、いわば晴宗の隠居城として利用されます。その後、1577年(天正5年)に晴宗が死去すると、晴宗夫人・裁松院(久保姫)と晴宗末子・直宗が居住。1591年(天正19年)の奥州仕置で信夫郡が蒲生氏郷領になります。

蒲生領の時代には葛西大崎一揆により旧領を没収され、氏郷の客将となっていた木村吉清が杉妻城
に入城。1592年(文禄元年)頃に杉妻城を「福島城」と改称しました。

現在、城址一帯には福島県庁があり、庭園跡は知事公館向かいの「紅葉山公園」となっています。

 

福島城(杉目城)を訪れたらあわせて足を運びたい観光したい観光・歴史スポット

「福島城址(杉目城)」を訪れた後は、福島の歴史や名産に触れられる場所、散策の疲れを癒やす温泉まで足を運んでみるのはいかがでしょうか。「福島城址(杉目城)」と一緒に訪れたいおすすめのスポットをご紹介します。

 

飯坂温泉

「東の飯坂、西の別府」といわれ、日本最古の歴史を持つ温泉(群)。街の中心部には、「奥の細道」の行脚中に滞在した芭蕉の碑があり、また、舘ノ山には義経ゆかりの佐藤一族が居を構え、福島県一帯を統治していた大鳥城跡もあります。

 

飯坂温泉
住所:福島県福島市飯坂町

 

旧堀切邸

1578年に若狭の国(福井県)から当地(昔の上飯坂村)に移住してきた梅山太郎左衛門が大雨で氾濫した川を「堀を切って」食い止め、その地の「字」を堀切としてあわせて堀切氏としたといわれています。地主経営のほか金融・酒造・生糸・鉄・塩など現在の商社の原型のような多角経営をこなしたほか、天明の大飢饉の時に経済活動と救済活動した地元の名士として名を馳せた人物の邸宅です。

 

旧堀切邸
営業時間:9:00〜21:00
定休日:年中無休
住所:福島市飯坂町東滝ノ町16
アクセス:東北自動車道「福島飯坂IC」下車、国道13号線経由にて約10分
飯坂温泉駅下車

 

福島県観光物産館

2018年にリニューアルされた福島県の魅力を発信する物産館。「ふくしまの酒」、「ふくしまの食」、「ふくしまの技」(工芸品)、「ふくしまの恵」(飲食スペース)の4つのコーナーがあり、リニューアルによりお酒を取り扱うスペースを拡張し、酒の試飲のほか地域のおいしいメニューが食べられる飲食スペースが新設されました。歴史散策を終えて帰宅する前に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

福島県観光物産館
営業時間:9:00〜19:30
定休日:年中無休
住所:福島県福島市三河南町1-20 コラッセふくしま1階
アクセス:福島駅西口より徒歩3分

 

まとめ 「福島城址(杉目城)」の歴史、文化的な価値、魅力とは?

東北が誇る武将・伊達政宗ら伊達氏と縁が深く、古墳時代にはその一帯に福島エリアの中枢的建造物が存在したといわれる「福島城址」。福島県庁となった後も当時の土塁や外堀跡の一部が存在するなど、福島県の歴史を語る上で欠かせない城跡となっております。福島県の歴史に興味を持ったら、福島県を立ち寄ったらぜひ、「福島城址」に足を運んでみてくださいね。

 

まとめ

・一帯は古墳時代には既に福島エリアの中枢的建造物が存在していた
・伊達氏の居城としても役割を果たした
・現在でも土塁や外堀跡の一部が存在するほか、紅葉のスポットしても人気

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