【楢葉町】戦国ロマン!イケメン…
戦国時代、南東北の岩城郡を領地としていた武将・岩…
2021.03.09
福島県は東西南北に広く、日本で3番目の大きさの面積を誇る県です。四季折々の豊かな自然と、湧き出る多彩な温泉資源に恵まれて古くから温泉を楽しむ文化が発達してきました。今回は、福島の温泉の特徴とエリア別のおすすめのお宿をご紹介します。
福島県は全国温泉地数第4位、ゆう出量第7位(平成31年環境省自然環境局調べ)など、日本有数の泉質数を有する県です。東に阿武隈山脈、西に越後山脈、さらに中央に奥羽山脈の3本の山脈が南北に縦走しています。はじめに、宿を選ぶうえで欠かせない温泉の特徴を会津・中通り・浜通りの三地方エリア別にみていきましょう。
まずは県西部に位置する会津。東山温泉と芦ノ牧温泉の2大温泉郷は古い歴史を持ち、温泉マニアにははずせません。江戸時代末期に悲劇の死を遂げた白虎隊や新選組にゆかり深い会津若松エリアに近く、観光と組み合わせて利用しやすい宿がいろいろあります。
次に中通りの北部にある福島市にある古湯「飯坂温泉」。こちらは「奥州三名湯」のひとつとしてひそかな人気。日本武尊が東征の折に入ったという伝説が残っています。1689年(元禄2年)、松尾芭蕉が奥の細道の作成時分、浸かったと伝えられる名湯でもあります。
さらに、同じ中通りでも県南エリアの山奥阿武隈川沿い「甲子温泉」も注目したい温泉。藩主松平定信にゆかりのある、知る人ぞ知る秘湯です。1384年の甲子の年に発見されたことからこの名がついたそう。湯量が多く鮮度抜群の自噴の湯に、地球の恵みを実感することができます。
県の東側、太平洋に面した浜通りと呼ばれるエリアの「いわき湯本温泉」。開湯は奈良時代と言われ、日本三大古泉のひとつとされています。泉質は珍しい硫黄泉で「美人の湯」として人気。地域柄、海の幸も堪能できます。湯本ICから車で約10分、電車利用ならJR湯本駅から徒歩約2分~10分とアクセス抜群。現在各旅館の温泉療養士を置き、町ぐるみで温泉療法を推進しています。
国内で温泉宿泊施設数8位を誇る福島のホテルや旅館。有名旅行サイトのランキング上位に名を連ねていることからわかるように、人気の温泉宿が多くあります。それでは、各温泉郷のおすすめ宿を紹介していきましょう。
【芦ノ牧温泉】出たくなくなる露天風呂付客室がある「丸峰別館 川音」
会津の芦ノ牧温泉郷にたたずむ和風旅館「丸峰別館 川音」。全49室から大川の渓谷を見渡すことができる眺望抜群の宿です。夕暮れの繊細な色調の変化につれて変わっていく景色に心奪われること間違いなし。客室の露天風呂から、春は桜、冬は雪化粧姿の渓谷美を楽しむことができます。
店名 :丸峰別館 川音
住所 :〒969-5147 福島県会津若松市大戸町大字芦ノ牧字下夕平1128
TEL :0242-92-2121
https://www.marumine.co.jp/marumine/
【飯坂温泉】「ごちそうさまの宿 ホテル天竜閣」
眼下に摺上川を望む風情ある露天風呂と大きな内風呂が自慢の温泉宿。飯坂温泉駅より徒歩10分、東北自動車道福島飯坂ICより10分と便の良い立地に建っています。すぐ近くに無料の足湯処が楽しめる散策スポットもあり。
宿名 :ホテル天竜閣
住所 :〒960-0201 福島県福島市飯坂町字湯野字舘下2
TEL :024-542-2354
https://www.iizakatenryukaku.com/access/
【元湯甲子温泉】白川藩主松平定信ゆかりの一軒宿「旅館大黒屋」
湯船からとうとうと溢れる異なる泉質の2本の源泉は自噴。無調整のかけ流し、野趣あふれる露天風呂が楽しめます。熱すぎないお湯でゆったりと身体を温めることができ、かつてより「子宝の湯」ともよばれてきました。2種類の異なる源泉のお風呂があり、両方を楽しむことができるのが魅力です。
宿名 :元湯甲子温泉 旅館大黒屋
住所 :〒961-8071 福島県西白河郡西郷村真船字寺平1
TEL :0248-36-2301
FAX : 0248-36-2304
http://www.kashionsen.jp/index.html
【いわき湯本温泉】カジュアルに楽しめる「ホテルパームスプリング」
全国的に珍しい含硫黄―ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉のいわき湯本温泉。源泉かけ流しの大きな檜風呂が自慢です。海と緑をテーマにしたカジュアルリゾートホテルで、スパリゾートハワイアンズまで車で5分とアクセスのよい立地。スパリゾートハワイアンズまでは、無料運行の送迎バスがあるのも嬉しいですね。
宿名 :ホテルパームスプリング
住所 :〒972-8325 福島県いわき市常磐白鳥町壱丁田18番地
TEL :0246-43-3011(代表)
FAX :0246-42-3741
http://palmspring.co.jp/
いかがでしたでしょうか。広い福島県には、数多くの種類の温泉があることが分かりました。観光メインの温泉旅から、秘湯をめざして宿ありきの旅など、旅の目的に合わせて宿を選んでみてはいかがでしょう。日ごろの疲れをいやしに、福島の温泉へいらしてみてくださいね。
・福島県は、古い歴史をもつ温泉資源に恵まれてきた
・多彩な源泉と風土の違いにより泉質タイプが異なるため、期待される効能もさまざま
・会津、中通り、浜通りのどのエリアにも温泉があり、県内外の観光客を楽しませている
レビュー投稿 | |