福島県の観光果樹園「フルーツライン」や「ピーチライン」とは?

2021.01.26
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福島と言えばくだもの!と言っても過言ではないほど、くだもの王国として知られる福島県。春夏秋冬、福島県内各地で四季折々のくだものが生産されています。福島市の西部には「フルーツライン」や「ピーチライン」といった、多くの観光果樹園が並ぶほど。今回は「福島県の果樹園」についてご紹介します。

 

くだものの歴史と、福島でくだものが獲れる理由

日本のくだもの生産は江戸時代から始まっています。ブドウやクリ、柑橘類などは、この頃から生産されていたようです。明治時代になるとリンゴやモモが日本でも導入され、第二次世界大戦後に更にくだものの生産が拡大しました。こうしてくだものは、日本人にとって古くから馴染みがあります。例えばリンゴと言えば青森、サクランボと言えば山形など、全国各地でも地域に合った色んなくだものが生産されています。

しかし福島では1年を通してサクランボやモモ、ナシ・ブドウ・リンゴ・カキなど、おいしいくだものが数多く生産されています。ではなぜ福島県でこうした多くのくだものが生産されているかと言うと、福島県の気候や風土が関係しています。くだものは暖かい気候、もしくは寒冷な気候で栽培されます。でもどちらにも適応したくだものが栽培され、バラエティに富んだくだものが生産されるのです。

現在福島でくだものが生産されている地域は、元々は養蚕業が発展した地域でした。そのため、桑畑が広がっていたとされています。しかし大正半ば以降の昭和恐慌、更には第二次世界大戦以降に養蚕業が衰退したことで、桑園が果樹園に転換しました。その後も東北線が開通したことで、福島のくだものが全国へ知れ渡り、拡大。こうしてくだものが商品作物として増大していったようです。

福島県の中でも福島市の西部には「フルーツライン」や「ピーチライン」という愛称で親しまれているフルーツロードが広がっています。約14kmに渡って、観光果樹園が並んでいるのです。こういったフルーツロードが広がるのは、くだものの生産が多い福島県ならでは。福島県にはラーメンや餃子などの様々な絶品グルメがありますが、この観光果樹園も見逃せません!

 

「フルーツライン」で獲れるくだものとその品種をご紹介

「フルーツライン」というのは、福島県道5号線の愛称です。このフルーツラインで獲れる名産をご紹介します。

まずは6月から7月にかけて、サクランボが旬となります。このフルーツライン沿いで獲れるサクランボの品種は全部で4つ。適度な甘みと酸味のある「紅さやか」。こちらは6月上旬頃から出回ります。そして福島主力「佐藤錦」。大粒でとても甘く、人気のある品種です。そして酸味が少なく糖度がある「紅秀峰」。こちらも人気があり、6月中旬頃から7月上旬頃に出回ります。そして4つめは6月下旬頃から収穫される、甘くて大粒の「ナポレオン」です。

7月中旬になるとモモが旬の季節です。モモの品種は全部で5つ。7月中旬頃から獲れる「日川白鳳」は果汁が多く糖度も高めで、かたさのある品種です。7月下旬になると「暁星」という、「あかつき」の枝変わりの品種が収穫できます。そして8月頃には福島主力で人気のある「あかつき」。果肉は緻密でとっても甘い、人気の品種が獲れます。更に8月中旬からは甘くてかための「川中島白桃」、8月下旬には「ゆうぞら」が収穫できます。「ゆうぞら」は果肉は「あかつき」に程近く、緻密で甘い、繊維が少ない品種です。日持ちがいいのも特徴です。

そしてモモの季節が終わるとナシとブドウが旬となります。ナシの品種は全部で3種類。8月下旬から獲れる「幸水」は果汁が多く、果肉が柔らかい、甘めで酸味が少ない品種です。9月中旬頃には酸味と甘味が程よく調和している「二十世紀」が食べ頃に。また同時期に「豊水」も収穫できます。果肉が柔らかく、甘くてジューシー、幸水より甘くて水分が多い品種です。

 

ブドウの品種は「高尾」と「巨峰」の2種類。「高尾」は巨峰を親とした品種で黒紫色の粒、甘めの種なしブドウです。「巨峰」は高級ブドウの代表的な品種です。紫黒色の粒は表面の果粉も多く、かなり甘めで、皮離れもよく食べやすいのが特徴的です。

そして秋から冬にかけてリンゴが収穫できます。リンゴの品種は全部で4種類。10月上旬から獲れる「陽光」は大玉で果肉がやや固めの、酸味と甘味のバランスのいい品種です。そして10月中旬以降は、甘酸っぱくさわやかで、シャキッと
食感が特徴の「ジョナゴールド」が収穫可能に。10月下旬になると、緑色に斑点がついた外見の「王林」、そして11月にはリンゴの代表的品種「ふじ」が穫れます。「ふじ」は果汁が多く、甘味と酸味が調和し、完熟すると果肉に蜜が入るのが特徴です。

こうしてフルーツラインでは、様々なくだものが収穫可能となるのですが、フルーツラインは観光果樹園なので収穫体験が出来るのが魅力です。なかなか機会がない収穫体験に、穫れたての新鮮なくだものを食すことができるので、県外からも多くの観光客が訪れているようです。

 

まとめ 「果樹園」の歴史、文化的な価値、魅力とは?

いかがでしたでしょうか。福島県では土地柄、四季折々のくだものが収穫そして味わえます。またフルーツ大国の福島ならではのフルーツライン沿いでは、様々な品種のくだものが生産されているのです。

フルーツラインでは収穫体験と、新鮮なくだものが味わえるのが魅力的です。ぜひ、新鮮でおいしいくだものを味わいたいという方は、収穫体験兼ねて福島県へ訪れてみてください!

 

 「果樹園」の歴史、文化的な価値、魅力

・福島県は、夏は高温多湿で年間の降水量が少ないこと、冬は寒冷の気候であることから、春夏秋冬くだものが生産されている
・福島市の西部には「フルーツライン」や「ピーチライン」という愛称で親しまれているフルーツロードが広がっている
・「フルーツライン」「ピーチライン」は観光果樹園なので、収穫体験が可能で新鮮でおいしいフルーツも味わえる

ふかしま。
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ふかしま。編集部
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